◆◇◆ 4日め/黄龍〜成都 ◆◇◆ 渇水期でも絶景といわれる五彩池。 そこを目指してここから2km弱。たった2km弱なんだけど本当につらい〜。 |
洗身洞の上。 |
洗身洞の上。 |
洗身洞の上から。ちょっと階段を上っただけで息があがる。運動不足か高地のせいか。きっと両方。そして筋肉痛。 これはまさしく運動不足。・・・足、かなり痛いっす。
金沙舗地。 |
金沙舗地。ふらふらと歩く私の姿が左端にある。半分、意識朦朧としつつある私です。標高3,285m。 クスコより低いのだ。だからまだ大丈夫のはずなのだ。自分に言い聞かせつつ歩く私。
さて金沙舗地。金沙舗地は世界一長い石灰岩。水が流れていて、光があたればキラキラと輝くだろう。それがうろこに見え、まるで 黄色い龍が天にのぼっていく姿に似た奇景、ここから黄龍という地名がついたそうな。
盆景池。 |
水なし。 |
。 |
小さな池が300あまりもあるそうな。当然水がないので、ただのくぼみ。水はないけどところどころ氷がある。寒いはずです。
|
|
|
水はちょろちょろと流れている。氷もある。しかし周りを見る余裕、どんどん無くなる。
明鏡投影池。 |
|
|
やっと水があった。曇っているけれど、水の青さはよくわかる。やっと水があった。綺麗だー。
|
|
|
水の青さがうれしい。これよこれ、こういうのを見たかったのよ。立ち止まり、チョコ食べて、お水飲んで、また歩く。
|
|
道を一生懸命歩く。足は痛いし頭はぼーっとするし息は苦しいし。どうして来たんだろう。なんでまた高地に、3,000m 超える高地にまた来ちゃったんだろう。この時点ではこんなことばかり考えてたような気がする。周りはやかましい中国人が 多いし、人が写真撮ってたら邪魔するし。おやつのチョコは残り少なくなっていく。酸素ボンベに手をだすと手放せなくなる 気がする。プーノで現地の人も言っていた。ぎりぎりまで我慢しよう。我慢できるところまで我慢しよう。
姿夢英彩池。 |
姿夢英彩池。 |
休憩所。 |
ここは水がない。見慣れたくぼみ。もうー、ここで頭くらくら。
座った位置から。 |
道から少し高いところにある、屋根つきの休憩所に座る。何故か元気いっぱいの夫が粉末のポカリを水でといてくれた。 なんでこの人、こんなに元気なの?3,381mやっちゅうねん。ぐびぐび飲んで、また歩き出す。 もう少し、もう少しで五彩池。もう少し、もう少し。同じツアーの人と時々すれ違う。お菓子交換したり、励ましあったり。 こんな過酷なハイキングと思わなかったよー。
黄龍中寺。 |
ああ、黄龍中寺が見えてきた。お寺が2つあって、その先に、五彩池がある。あと600mほど。たった600m。されど600m。
|
|
もう、ここでは泣きそうな気分だった。つらい。つらい。酸素欲しい。平地に帰りたい。でも 五彩池。五彩池を見るんだ。足痛い。息苦しい。頭働かない。前を見れない。ひたすら足元見て、歩いた。ここで3,500m。