2003.02.05

いつの間にか集まった木のカトラリー。
最初は漆のもの。結構な値段だったけれど、真っ黒や真っ赤に塗られたものではなくて木目もちゃんと見えてるシンプルなものだった。この口当たりがよくて、少しづつ集めだした。

一時期流動食ばかりの毎日だった。
とにかく固いものは食べられず、噛むことができなかったのでどろどろのものばかり食べるしかなかった。
定番はおかゆ。勿論トッピングも柔らかいもの中心。でも鶏のささみを割いたものでも噛めないので、梅干を細かくしたもの、昆布の佃煮、ひき肉を甘辛く炊いたものなどが中心だった。
おかゆを食べる時は当然スプーン。熱いおかゆを食べるので、カネのスプーンだとそれ自体熱くなるのでダメ。
だから、いつも木のスプーン。
千円以上するものもあれば、100均のものもある。どれも大事な、私のコレクション。

雑貨屋めぐりも好きだけど、器屋めぐりも大好き。
器屋のほうが、小さい頃から母に連れられてたので年季が入ってるかも。
でも器は手当たり次第買えるものじゃない。財布が許してくれないときもあるし第一収納場所がないのだ〜。
以前は箸置きを買っていた。どこかに旅行したとき、ぶらりと入った器屋で、手ぶらで出るのがなんとなくはばかられるとき。
最近は専ら、木のカトラリー。
先日も奈良に行ったとき、一番のお目当て品もちゃんとGETしたけど、ついでにこれも。
模様が入ってるのはダメ。字が焼きこんであるのもダメ。絵入りもダメ。彫刻が施してあるものもダメ。
木目が見えて、なーんも飾りがないのが好もしい。
私は陶器が好き。でも、カトラリーは木のものが、今は一番、好き。
たまにちょと高いスプーンなどを買うと、ちょと贅沢しちゃったぞと思う。

そしてカトラリーをたてているのは鍋島さんの作品。これが一番贅沢かも。うひっ。



戻る