2002.12.27

某所の忘年会では、「旅館の若おかみ」を勤めるべく着物を選んでいたが、着たところを夫に見てもらったら「デブが目立つ」。そらアカン。
というわけで、急遽変更。
手軽に着れて多少汚れてもぜんぜん構わない着物でないとダメ。でもいくら室内とはいえ、さすがに12月に単はアカンわなぁ・・・・・。
普段着用の着物のうち柄が一番好きな着物は、以前市川おサルの舞台に着ていったアンサンブルなんだけど、これがやっぱりデカイんだなぁ・・・。
やっぱりモト兄嫁と私の身長差15cmの壁は厚い。これはまだなんとかなるとしても当時出産直後だったモト兄嫁の体格は見事にデカかった。
ほんまにデカイ人だった。肩幅も腰もたくましい人だったもんな。かといって決してデブではなかった。顔も外人みたいで初対面の時はハーフだと私も私の両親も思ったくらいの人だった。姪っ子もこの人に似ればどえらい美人になったのに、私の兄によく似てしまって、ああ可哀想に。モト兄嫁は妊婦服も既製品では全然合わなくて私の母がすべて手縫いで作っていたっけ。
私の結婚が決まったころ、兄とモト兄嫁は離婚した。元気だろうか。モト兄嫁は、モト兄嫁に引き取られた甥っこは。
それにしてもこの着物、アンサンブルで着るとまだごまかしはきくが単体では到底、無理。泣く泣く断念。
いつか私があと10kg太ったら着てやるぜ。
この着物は私の母が15年前に縫ったもの。生まれたばかりだった姪っ子も、もうすぐ中学卒業。私もおばばになるはずだよ。
やっぱり10kg太るのはイヤだから、いつかこれは直すことにしよう。(実家の母ヘールプ!)
全部とっかえひっかえ帯も変えてみて一番デブが目立たないもの、ということでコレ、黒のウールになった。
うーむ、この柄じゃ「旅館の若おかみ」じゃなくて「峠の茶店(”ちゃみせ”とお読み下さりませ)」のオバチャンだな。
ま、仕方ない。
これも母の手縫い。私が小さいころから保険の外交でフルタイムで働いていた母だが、ほんまに手先が器用でのんびりすることがなくて常に動いてる人。娘の私と大違い。私には洋裁も和裁も無理。私の着物の大半はあらかた母の手縫いである。振袖、訪問着、付下げ以外がそう。絣、紬、ウール、浴衣、それぞれ何枚かづつある。1月の仁左さまの舞台には白の紬を着ていくつもり。むふ。

この柄でウールとなるとあまりにもお手軽すぎるかなぁと思って、帯揚げと帯締めもすることにした。
となると結びも変えなきゃ。

というわけで、写真は当日、スタッフの記念撮影したときのもの。
ううーむ、襟、出すぎ。(^^;;
当日はお出迎え、OHPを使った似顔絵クイズでのOHP交換役、マジックの助手、ピアノ演奏と、いやはや疲れたけれど、とても楽しかったでございます。
たくさん飲んでご機嫌な私、「よっ、姐御!」と私を呼んだそこの君のことは許してあげよう。



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