先月彦根城に行った帰り、今度は近くで城めぐりでもするか、という話になった。
近いといえば我が家から一番近いのは大坂城。
そういえば、私は転勤した翌年に一度、夫は10年以上前に一度行ったきりだそうな。
近いので却って行かないものなのだな。
私が以前行ったときは確か天守閣が改修中で、途中までしか上れなかった。今度は最上階まで上ってみるのだ。

天気は上々。午後2時、自宅出発。車で20分足らずのところにある。
以前から時代劇が好きだった。小さい頃見た「おんな太閤記」はよく覚えている。「峠の群像」もよく覚えている。「おんな太閤記」はねね役が佐久間良子で、茶々役が池上季実子。「独眼流政宗」は、放映途中で私が実家を離れることになり、下宿先の個室にTVがなかったため結局途中までしか見れなかったが、今年原作を読破し、やっとすっきりした気分になれた。
ここ数年、かなり時代ものの小説ばかり読んでいる。
「徳川家康」「真田太平記」など読めばイヤというほど「大坂城」は出てくる。
しかしどの本を読んでも私は豊臣秀吉が好きになれない。国内を評定したのはよい。そこまではよい。しかしそれ以後がアカン。朝鮮出兵も長い目で見れば磁器の発展、その後ヨーロッパに伝わり私の好きなフッチェンロイターなどが生まれたことを考えればよい面もあるがやっぱりアカン。「なにわのことも夢のまた夢」など「夢」と片付けたところもアカン。大体コイツは自分だけが賢いと思ってたフシがある。滅びて当然である。オオバカタレである。がしかしここ関西では豊臣秀吉は人気者である。



車をとめて、ゆっくり歩いていく。歩く速度が違う私と夫はここでも並んで歩かない。私はカメラをもってあっち写しこっち写ししながらゆっくりいき、夫は時々立ち止まって廻りをぼーっと見てる。



敷地内にはいろんなものがある。グラウンドもあるし博物館も梅林もある。確か剣道場もあったのではなかったか。



お城は思ってたよりもずうっと小さい。こんなに小さかったっけか?チケットを買って中に入る。
中は当然写真撮影禁止。外国人がたくさんいた。中に展示してあるものは大阪冬の陣、夏の陣関係がメインであった。







お城自体は、本当に、想像してたよりもとても小さく、拍子抜けした。
展示物をゆっくり見ながら狭い階段を上がって天守閣へ。「真田太平記」を思い出しながら、ふむふむ、これが真田六文銭か、と紋を見たり、赤い旗印を見たり、 当時の大坂城の全形があったあたりの地形を見たり、なかなか面白かった。
天守閣から地上を見ると、思ったよりも高く見晴らしもよい。風も心地よくしばらくあっちこっち向かって写真を撮った。








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