仕事関係の女性から、誕生日プレゼントをいただいた。箸枕である。
Kさん、ありがとう!すごく、嬉しい。
Kさんとはお耽美系なハナシができる間柄で、親しくさせてもらっている。また大阪、来てね。
上の写真は箸枕と、自宅の庭で摘んだ花。
こうやって書くときは「箸枕」と書くのだが、口にするときは「箸置」という。「箸置」のほうがポピュラーだから。「箸枕」のほうが呼び名としては好き。
中学を卒業してから、高専に進んだ。しばらく下宿暮らしをして、それから一人暮らしを始めた。一人暮らしをしていると食べ方が汚くなる、とはよくいったものである。ある本で、一人暮らしをしている人が、食べるとき鏡を目の前においている、と書いたものを読んだことがある。ナルホド。私にとってその役目は、鏡ではなくて箸枕だった。
食卓を拭いて箸枕をおき、箸をのせる。こうなると鍋ごと持ってきてそのままラーメンを食べるわけにはいかない。自然と背筋も伸びるというものである。

中学を卒業して家を出てから結婚するまで、6回、引越しをした。その度に荷物はどんどん減っていったが、箸枕だけはどんどん増えていた。引っ越した土地でふらりと入った商店街の雑貨屋や、旅行先のおみやげ屋やちょいとした店では何か買いたくなる。荷物が増えるのがイヤだったから、箸枕は手頃なターゲットになる。いつかそればかり狙って店に入るようにもなる。友人達からプレゼントやおみやげでもいただくようになった。結婚してしばらくしてふと気づくと、9年あまりの間に、箸枕は200個を越えていた。
毎日使っていたが自然と使うものは限られてくる。すこしづつ整理を始め、それでもなかなか減らないので、あるとき100個近く思い切って処分した。今は、80個くらいである。それから、色んなところで箸枕を見かける。以前は見つけたら欲しくなっていたが今では、「あ、それ、前持ってた」「私が捨てたヤツやわ」「あれは見かけはよくても使いにくいんだなー」と免疫が出来てしまい、当然、ここ2年ほど増えていない。

しばらく箸枕を買っていなかったなぁ・・・。
いただいたこれらを見たとき、そう思った。
またどこかに行ったら、買おうかな。でも当分は、この桜を使おう。
宇野千代は桜が好きで、桜の模様の着物を年中着ていたという。私も桜が好き。
以前は季節ごとに箸枕を変えていたが、一人で取る食事の時は好きなものを好きなように使う。この桜が続きそうである。
Kさん、ありがとう!



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