これまた私の宝物ではない。
何故かうちのおじじ、食虫植物が大好きなのである。
先日花博に行った時も、食虫植物のコーナーではくいいるように眺め、かつ、欲しがったものだ。どうしてこういうのが好きなんだろう?わからん。
その後、ホームセンターで安く売っていたので買った。確かこれを買うのは初めてではないが・・・以前も買ったことがあるのだが・・・わが家は植物が部屋の中では育ちにくい。あ、石丸さんから頂いた花きりんは別。あれは本当に今でも綺麗に花を咲かせている。夏の間殆ど外で過ごさせたせいだろうか?薄く綺麗なピンクの花をつけている。
がしかし、部屋の中で育てるとどうもダメなのである。どうしてかなー。

さておじじ、毎日飽きずにこれを眺めている。
これと一緒におじぎ草も買った。確かこれも以前買ったが、同様に枯らしてしまったか?
おじじは、庭いじりがとても好きなようである。やっぱりおじじ。畑もおじじが面倒見ている。私は畑の手入れは嫌いではないのだが、カエルが嫌いなのでGW過ぎると殆ど庭に出れないのである。大変なのである。何故かうちの庭はカエルが多いのである。困ってるのである。
わが家の庭は秋に次の春に咲くよう花を植え、春になると畑用の土をひっくり返すことから始まる。でっかいスコップで、がっしがっしとおじじは土を耕す。私は横で雑草を抜いたり、ハムのために食べれそうな草を抜く。おじじは小さい頃からそうやって庭を、畑をつついていたかというとそうではないと言う。このマンションに思いがけなく庭があるもんだから、見よう見まねでやっているのだそうだ。でかしたぞ、おじじ。人に任せるとなると一切何も手出ししない私は、そのうち雑草取りに飽きて部屋に入ってお茶の用意をするが、おじじはその後も文句も言わず、一人で畑を作るのだ。

おじじは夏場、帰宅すると毎日庭に水をやる。庭に水道はないので、風呂場でバケツに水を汲み、庭まで運び、如雨露を使って水をまく。お酒はまるきり飲めない男なので、酔って帰ってくることもないし(私とは違うのだ)足取りも確かに水を運ぶのであるが、去年、部屋の中でバケツをひっくり返し、電話機に水をぶっかけ、それを新しくしたことは某団体でバラした通りである。

春先から野菜を決める。だいたい毎年、トマトとナスとピーマンとカブは定番である。カブはその年によって大きさは違う。苗を買ってくる場合もあるし、トマトは半分は種から撒く。トマトの種を植え、芽が出たら間引いて植え替え、花が咲けば喜び、実がなると毎朝摘んで台所にごろごろと持ってくる。その間毎日水をやり、天気を気にして、雨が降ると喜ぶ。暑い暑いと文句言いつつも、そんな夏を送るおじじはまるで農家の人のようである。

これを読んでくださる人の中には実際におじじと会ったことのある人もいらっしゃるだろう。PCだけでなく、EWSでもなんでも来い!どんなOSでもかかってきやがれ!のおじじを師匠と呼んでくださる人もおられるが、おじじの正体は、技術者でもプログラマでもない、実は趣味は園芸のおっちゃんなのであった。



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