5月に寄火人窯にて購入。

進藤さんのページで紹介されている写真を見てから、この形のものが、ずっとずっと欲しかったのだ。窯の中で「どれでも好きなものを」と言われた時は図々しいと思いつつも、「このお皿・・・・」と言ってしまった。勿論お金は払ったのだが、ずいぶん安くしてもらったので、本当にかなりとっても図々しい。(^^;後輩とはいえ、進藤さんの紹介とはいえ、いいのだろうか?と思いつつも皿をしっかり握ってしまった私だった。
しかしこれ、このお皿、もう、なんともいえず、いいのである。
殆ど毎日、はおおげさにしても、2日に一度は必ず使っている。なにを乗せても、良いのだ。料理が1ランクも2ランクも上がったような気がする。重さもあり、どっしりしていて、私にはもったいないようなお皿なのである。

仕事先でお世話になっている人に、「自称焼き物審査員(本職は環境関係。CEAR番号は内緒)」がおられる。焼き物について語らせたら朝まで喋る、という人である。その人にも大阪の個展の時は宣伝し、行ってもらった。もうかなり売れた後であまり品がなかったそうだが、鍋島先生の作品は良い、と誉めていただいた。嬉しいことである。これから毎年同じものをずうっと買い続けて、20年くらいたったら、とても面白いと思う、とおっしゃった。良いが、先生の作品はまだまだ固いらしい。先生自身まだお若いからだろうか?先生の年齢をいったら「やっぱり」とおっしゃった。そういえば祖母も「上手だが固いようなごとある(本文ママ)」と言ってたっけ。
私には固いとか、その意味がよくわからないが、このお皿はとても気に入っている。すっかり鍋島先生のファンになってしまって、大阪の個展でもそばちょこを購入してしまったくらいなのである。私の家に先生の器はこのお皿含めて5点ある。ああ、銀座の個展にも行きたかったなぁ〜。

私は丸いものはどうも好きではない。丸いものと四角いものがあったら迷わず四角いものを選んでしまう。形にしても模様にしても同様である。うず巻は例外だが、まん丸いものよりも、楕円や、四角のほうがずっと好みなのである。その点、これは申し分ない形である。私にとってはどこから見ても100点満点なのである。

さて、乗せているのは枝豆である。枝豆は繊維が多く、毎日20gだか25gだか食べなさい、と言われたことがある。私も夫も枝豆は大好きなので大歓迎である。これは丹波の黒豆の枝豆。美味しいのだ、これが。ハムどもも、普通の枝豆よりこれのほうを好んでいる。食いつきが違うのである。私も夫もハムも、最近のお気に入りなのであった。



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