誉められる(おだてられる)と、人は調子に乗る。
最近しみじみ思うことである。そしてワタシ、乗りまくりである。
仕事先の女の子に作ってあげたネックレス、チョーカータイプである。今回初めて金具を付けた。ご丁寧にもアジャスターの先まで作った。材料費は1000円くらいである。
今まではラリエットが多く、これは端の始末もとても簡単。それか3連にできそうなくらい長い大きな輪っかのもの。一つのものをいろんなふうに結んだり、ねじって使うのが面白いので、金具を着けるような短いものは作ったことがなかった。
しかし今回の注文がチョーカータイプだったため、金具を使うことになったのだ。この子は私のお得意様である。この子はまだ未婚だが、結婚式で着けるアクセサリー一式作ることももう注文を頂いている。問題はさて、いつ結婚式を挙げることになるんだか。ま、それは言わない約束か。
このネックレス、注文主と材料を一緒に選びに行った。スワロフスキーという、とても綺麗なクリスタルガラスのビーズだそうな。本当に綺麗に輝くビーズだった。
人それぞれ、好きなものは違う。そしてこの子の選ぶビーズもデザインも、私にはきっと似合わないものである。こんな可愛い花のネックレスなんて、そしてこんな色合いのもの、私には似合わない。私がつけるなら、きっと暗い色で作るだろう。黒っぽい赤で、ワンポイントにしかしないだろう。こんなふうに5つも付けないだろう、まして白に赤なんて!でもこの子にはこんな色合い、こんなデザインがよく似合うのだ。この子に作ってあげるのはこれで2度目だが、前回は緑に、やっぱり赤の花だった。これは長くて花はぶらさがるタイプだったが。
誰かにあげるために作るのは楽しい。今まで写真には残していないが、2つ、作ってそれぞれ送った。写真撮っとけば良かったかな。こんなのがいいかな、こんなふうにしたら似合うかな、と考えながら作るのが楽しい。
調子に乗ったついでに、ピアスと指輪も作った。
この子は私と指のサイズが同じなのだ。私と同じ、子供のような手をしている。クリスタルガラスとはいえビーズはビーズ。サイズを確かめながら作ったのだが、なんとなく、似合ってしまって自分でも笑ってしまった。指輪、ピアスあわせて材料費は400円弱。