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11月21日。
中野区の石川さんちにお邪魔した。
「古い家だからねぇ〜」と恥ずかしそうに石川さんはおっしゃったけれど、どうしてどうして、廊下の板張りの色も壁の色もすごく私好みだった。ええわぁ、じゅる。なんだか落ち着くんですよ。渋くてステキ。
石川さんのお部屋の絨毯の色も、カーテンの色も柄も、何度もHPや写真で見たものだから、ハジメマシテ、という感じはしなかった。ああここね、この部屋なのね、はむ太くぅん。あなたに会いたかったのよぉ。
石川さんとお会いするのは今回で3度目である。最初は98年の夏、はむ太くんが空に逝った時、はげましたくて、笑いのタネにブタを見てもらおうと大阪にお誘いしたのだ。2度目も大阪で、別件で来られていたのを時間を作って我家に寄っていただいた。99年2月の寒い頃で、ブタもじじぃになっていて、その日、石川さんに看取ってもらい、ブタは旅立った。なんと贅沢なデブだったろう。
ぷりちゃん、ぷりちゃんはどこぉ?と2階にあがっていくと、部屋の窓際に段ボール箱があり、そこにうちと同じファープラストのケージの中に、石川さんお手製のおうちがある。ぷりちゃんは、ここにいるのだ。そう、ここまではぷりちゃんだった。ぷりちゃん、だったのだ。
石川さんの妹さんもいらしたのでご挨拶。石川さんに似てる、とても綺麗な人だった。このかたが、うちの牛のミドルネームの名付け親なのだ。牛のフルネームは「渡辺ブースカ牛三郎」。ブースカのキャラクターグッズを見るといつも牛を思い出すのだ。さて石川さんにお会いになったことのある人はおわかりでしょうが、とても綺麗な人である。上品な美人である。色っぽい目がなんとも印象的なおかたである。・・・がっ!「ブタの握手しよぉ〜、ぶひぶひ、ぷにゅ」と言いつつ指を出してくる。喋ったらアカン人である。もしかして妹さんもそうなのか!?石川さんに輪をかけて知的なこの美人も「ぐふぐふ、こりがたまりまへんな、ぐふぐふ」などといいつつ、ハムのた○た○を触って健康チェックなどするのか!?どきどきしながら、妹さんと向き合って座った私だった。
さてぷりちゃんである。石川さんが「ぷりちゃまぁ〜、起きてください」とでれでれに甘ったるい声でティッシュをかきわけ、呼びかけた。うおおおお、鼻、鼻が見えるぞおおおお。しかしすごいティッシュ。うわさにたがわぬティッシュ王、ぷり太氏。いや違う、この扱いは「王子様」だっ。なんてったってエクストラシルクのティッシュであるぞ!うちなんて街頭で配られるポケットティッシュだもんなぁ。庶民である。しかしぷり太王子様は違う。ぷり太王子様を出してもらった。だっこさせてもらった。うごうご、うごうご。慣れない匂いにびっくりしたのか、落ち着かないぷり太王子様。しかし容赦なく触り倒すワタナベ夫婦。こんなに可愛いぷり太王子様、触らずにおらりょうかっ!?
私よりも夫のほうが壊れていた。服をかじかじされて穴が空いたが、まったく怒らず、それでも離さなかった。さすがキンクマフリーク。部屋にあるMacで遊んだり、美味しいチーズケーキとコーヒーを頂きながらも、夫の目はぷり太王子様から離れなかった。お昼に石焼きビビンバと普通のビビンバを食べてお腹一杯の私は残念ながらチーズケーキを食べれなかったが、夫はおいしそうにはぐはぐと食べていた。甘いものは別腹。夫を見るといつもそう思う。
ぷり太王子様が使ってらっしゃる家が目に付いた。なかなか良いデザインで、大きさも良いではないか。石川さんお手製である。いいなぁ、いいなぁ。ヨダレが出そうなくらい見ていたら、ぷり太王子様が幼少の頃使っていたおうちを出してこられて、譲ってくださった。いいの?いいの?いいの?わーいわーい、嬉しいっ!!石川さん、ありがとうーーーーーーーー!
ぷり太王子様は、本当に「おぷり様」であった。手作りの回し車や、お手製のおうち。そして豪華なケージカバー。石川家はぷり太王子様を中心に廻っているのである。
かねてより、ぷり太王子様のことを胴が長いだの頭が小さいだのとおっしゃっていた。そうかぁ?そんなに長いかぁ?だっこしてもそう感じなかった。頭も小さい?そぉおぉ?そうかなぁ?しばらくだっこ。まだだっこ。まだまだだっこ。・・・・・あ、ちょっと長いかも。ちょっと、頭、小さいかも。(^^;;;;;;;;;;;;;;;でも本当にあどけない顔をしていた。1歳超えてる子には思えないくらい、あどけなく、可愛い「ぷり太王子様」だった。
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