夏に帰省した時、祖母からもらってきた。
ばあちゃん、とっても元気である。来年福山はどこやらの百貨店で大学の展示即売会があるのでそのために今たくさん作っている最中だそうな。この2つと、それから大皿をもらった。大皿はこんな感じのものが欲しい!と図面まで引いた。勿論三角法である。だって機械科出身だもーん。アイソメ図のおまけ付き。これはまたそのうち公開します。
帰省するとばぁちゃんにあいさつにゆく。耳が殆ど聞こえないので、すぐ傍まで行って肩を叩いて目を合わせる。そしてばぁちゃんは会えなかった間に作ったものを披露するのだ。そして欲しいものがあったらもらう。左側のものは夫がとにかく気に入った。私はどちらでも良かったが、夫が「これがいい、これがいい」と離さなかったのでばぁちゃんもとても嬉しそうだった。先日お客様が来られた時、庭のもぎたての茄子を塩揉みにして、これに入れて出した。これも大活躍している。右のものはその即売会に出展するはずのものだったが私が気に入って、もらうことになった。漬け物をのっけたり、ちょいとつまむチョコレートなどをのっける。大きさの割にはとても活躍している。ばぁちゃんの器も最初の頃に比べると、底の処理も上手になった。テーブルはお気に入りの木の座卓で、傷をできるだけ付けたくないので嬉しい。
父方の祖母は、7年前に亡くなった。私がもらった遺品は、小さな一輪ざしだけである。
母方の祖母はこうして90歳を越えて尚、大学に通い陶芸に打ち込んでいるわけだが、将来形見となるであろう陶芸作品はもうかなりたまっている。食器棚の半分以上がばぁちゃんの作になりそうな気配である。うしし。まだまだ欲しい器がある。まだまだ元気でたくさん作ってもらいたい。



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