祖母の形見分け、陶芸その２。
形見分けといっても生前から陶器や着物や帯やたくさんもらってるのだけど。
これは祖母がいっとき、ずっと凝っててたくさんたくさん作ったシリーズの１つ。
母と、母の兄弟達に分けるのを手伝ったとき私も１つもらった。
これは何かというと、お茶のセットである。

入れ子になっていて、湯のみと急須になる。葉っぱをいれて蓋をして、淹れて飲む。
なかなかのアイデアじゃないの、と母に言ったところ、昔っから祖母はとても綺麗な磁器のこういうセットを もっていて、自分も作りたくなっただけだろうと言っていた。
祖母はいろんな色のセットを作ったが、私は青が好きなのでこれをもらった。入れている袋も祖母の手作り。
祖母は縫い物は大嫌いだったそうだけどこういう小物作りは好きだったらしく、着物のハギレや古裂でたくさん 作っていた。

旅行に出るとき、こういうセットを持参するのも優雅だなぁ。