今年も年に一度の京劇がやってきた!
2月くらいから予約して待ちに待った京劇。
本当にねぇ、大阪には年に1度なんだもんねぇ・・・。
梅雨に入ったというのにさっぱり降らない毎日、車で行くことにしたので、着物を着ることにしました。
6月なので単、帯は半幅、帯締めの赤縞、帯揚げはシフォンのスカーフ、足袋は赤いもの。
夫には「この暑いのにどうして」と言われるけれど、劇場内はとても寒いので、着物でちょうどよいのであります。
(案の定、長袖だけど薄い生地のシャツを着ていった夫、途中で「寒い、寒い」と言ってました。ほーれごらん)
劇場はシアタードラマシテイ。4時開場、4時半開演。
かぶりつきのほぼ真ん中の席に座り、開演を待ちます。早速買ったプログラムに目を通し、あらすじと台詞をチェック。
主役とおぼしき男性が出てきた。ふむ。お決まりの白い服で、歌もいいし一つ一つのポーズもきりっと決まってなかなかよろしい。
しかし年齢のせいかどうも、ジャンプの高さが低いし、キレがいまいち。しかし独特の目の動きはとてもよろしい。
準主役の男性もかなりの高齢で、中国ではもう滅多に舞台にあがることはないのだとか。おなかを出して頑張ってらっしゃったけど
せっかくの武術の達人という役回りも、スピード感の無さとキレの悪さがどうも目立ちます。
だけど顔の表情がとても豊かで、ハデな化粧をしていても、それが生きる眉の動き、目の動き、笑い方。
最初はこの二人を見てあまりの地味な立ち回りに「今年も失敗か・・・」と思ってましたが、途中からとても面白く思えてきました。
(去年は絶対失敗だぞ孫悟空!)
あらすじはこれまた例によって「なんでやねん!」というところもあるけれど、それでも主役の演技は素晴らしい。
ああこれであと20歳くらい若くてハデな立ち回りも見せてくれたら言うことありません。
一番最初に見た京劇、「白蛇伝」がとても面白くて、立ち回りも素晴らしくて、歌も演技も、中心人物全員が素晴らしかったから
京劇とはこういうものだと思ったのですが、去年の孫悟空は失敗だし(だって孫悟空、2回も棒を落としてやりなおしなのよ(TT)、
それ以外にもパワー無さすぎたぞ)、今年もまさか・・・という感じでしたが、途中、おやびんお勧めのシーン、
白虎節堂の場面はとてもよかった。
舞台右手奥に、演奏する人たちがいました。前回、前々回などはTシャツだのポロシャツだの、ラフな格好の男性ばかりでしたが
今年は綺麗な服着た女性もいたし、ネクタイ締めた男性もいました。でもいくつかの楽器をかけもちしてるのは、同じ。
オペラグラスで覗き込んでたら思いっきり目があってしまいました。(^^;;
7時に終わりましたが、途中からは面白くてあっという間に終わりました。チャンバラも李小二が最後のほうで頑張ってくれたから
まぁ気分もおさまったし、やっぱり京劇は面白い。本場で見てみたいなぁー!
来年も、京劇、見に行くぞ〜!上海京劇、かえってきてー!
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