2003.9.26...甘かった・・・うっ。



9月25日は夫の誕生日だった。
24日は日帰りで四国に出張だったがトラブルのため一泊することになり、もしかしたら25日も帰ってこれないかも、という電話が入ったのは25日の夕方だった。
さて専業、兼業同じことだと思うが、夫がたまに出張してくれれば妻はちょっとウレシイ。
なんてったって問題は夕食の支度よアナタ。
料理は嫌いではないが、毎日だと、義務になるとしんどいのよアナタ。
というわけでたまにこんな出張があるとさてどこに飲みに行こうかとか、仕事を心置きなく片付けられるとか、好きなもの作って食べようとか、何もせずのんびり本を読もうとか、会いたい人に連絡とってみようとか、することはたくさんあるのである。
なので25日ももしかしたら帰れない、多分、帰れないと電話があったときには本人の誕生日なのに可哀想だと思いつつ、よっしゃ、新しいスカートが欲しいので今日は夕方ショッピングだ!と心を決めた妻だった。
残念ながら気に入ったものがなくて手ぶらのご帰還となったが、好きなもの作って食べてのんびりして、眠りについたころ夫が突然帰ってきた。
このHPを訪れてくださる方々はよくご存知だと思うがこの夫、かなりの甘党である。
誕生日は必ずケーキを要求する人間である。当然、丸々一個、ホールで欲しがり、ぺろりと食べる人間である。
夜中に帰ってきたとき、誕生日オメデトウと半分寝ぼけて言った妻に対して夫は言った。

「ケーキは?」

あるかそんなもん!!今日帰らん言うたやんか!!
しかし25日は誕生日。誕生日にはケーキという方程式が成り立っている夫に何を言っても無駄である。
仕方なく謝り、26日に買って帰ったのがコレ。
一度食べてみたいなぁと思っていた津曲の卵黄菓。
鮮やかな黄色が美しく、さぞや美味しいカステラみたいなものだろうという私の想像は見事に打ち砕かれた。
中にクリームがはさんであり、ベリーの甘酸っぱいものもあり、生地もカステラではなかったがかなり甘かった。クリームがどうしようもなく甘く、私には一切れ食べるのがやっとだった。珍しく一切れもらえて喜んだのに、これは甘すぎて私には食べることが出来なかったのである。
しかし夫は大満足し、凍頂烏龍茶とともに美味しく平らげご機嫌はなおったのだったが、妻はあまりの甘さに気分が悪くなり最悪の夜だった。
・・・四国にカンヅメになったのに夫を可哀想とあんまり思わなかったバチがあたったのかもしれない。





戻る