恋の手習いつい見習いて 誰に見しょとて紅鉄漿付きょぞ みんな主への心中立て おお嬉し おお嬉し 末はこうじゃにな そうなるまではとんと言わずに済まそぞえと 誓紙さえ偽りか 嘘か誠かどうもならぬ程逢いに来た ふっつり悋気せまいぞと嗜んでみても情けなや 女子には何がなる 殿御の殿御の気が知れぬ 気が知れぬ 恨み恨みてかこち泣き 京鹿子娘道成寺:白拍子花子「実は清姫」(きょうがのこむすめどうじょうじ:しらびょうしはなこ「じつはきよひめ」)