かわいや小春が燈しに背むけた顔のあの痩せたことはい。心のうちは皆おれがこと。 ここに居ると吹き込んで、連れて飛ぶなら梅田か北野か、エエ知らせたい、ハル呼びたい・・・と、心は招く気は先へ、身は空蝉のぬけがらの、格子に抱き付きあせり泣く 心中天網島:河庄:紙屋治兵衛 (しんじゅうてんのあみじま:かわしょう:かみやじへえ)