霜降りの松坂牛
「今回もこんな姿でかたじけない。
わたくしがウシこと、牛三郎でございます。」
「どうしても、ほれ、このへんが気になって・・・
先ごろ1歳になりましたがまだまだ若いものには負けませんぞ。」
「ほれほれ、前屈だってこんなに。
田後どの、そろそろ何かもらえませんかの?」
「こちらにおられるかの。
あ、違う。」
「おお!そちらにおられたのか!
さ、はよう、ひま種を!」
「まだ芸が足りぬと申されるか・・・。
しからば真理子どのに頼むかの。」
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