12月29日 「長七郎吹田日記・完結」


本日午前11時、長七郎氏が永眠しました。前日28日の午後より容体は急に悪くなり、小さく震えるような呼吸で頑張っている氏を、飼い主と、シルバーボールのオーナー裕之氏がかわるがわる掌で暖めました。夜は越せないだろうと心配しましたが、氏は頑張って一緒に朝を迎えてくれました。飼い主夫婦はもう時間の問題と思われる氏を実家に連れて帰る覚悟でプラケの用意をし、再度氏を抱き上げてみると、もう、旅立っていました。最後の最後に、ほんの少し独りにしてしまった時に逝かせてしまったのが残念でなりません。氏は、息を引き取る間際まで、あの大きな耳を大きく広げ、ピンと立てていました。自分で手も足も動かせない状態でも、耳はピンと立っていました。昨日で、氏が渡邉家にきてちょうど二年でした。二年と1日、氏と一緒に過ごしました。氏は今、長男太郎氏の横で、大好きなピスタチオとかじりん棒と一緒に眠っています。長七郎吹田日記は、完結しました。以上、渡辺がお伝えしました。




12月28日 「心の目で見るでござる」


三男長七郎氏の両目に異変がおきました。一週間ほど前から少し涙目でおかしかったのが、夕べくらいから目が閉じなくなったようです。目の廻りの目やになどは飼い主がお湯で濡らしたティッシュで綺麗にしましたが、左目は目やにがあるわけでもないのに閉じられません。ウインクをしたまま眠りこける長七郎氏。・・・病院に連れていくか考えましたが氏は2歳を越えたおじじ。今連れていって却ってストレスになっては、とこれまた心配。食欲もかなり落ちていますがまるっきり食べないわけではないので好物ばかりを与え望みをかけています。明日の夜から飼い主夫婦は帰省、今回も豪華ホテルを予約してはいますが、こんな状態で預けて却って迷惑になるのでは、しかし連れて帰るわけにもいかないし、実家で用事もあるため帰省をやめるわけにもいきません。・・・どうしよう。以上、渡辺がお伝えしました。




12月20日 「おかえり、太郎ちゃん」


クリスマスにビッグなプレゼントをもらいました。今は亡きナナちゃんと、現役プリチーギャルのミミちゃんのお父さんお母さんであるTさんご夫妻から太郎の額縁付きの絵を頂いたのです。新しいプリンタで印刷されたもので、それはもう本当に写真のようです。額縁の中の太郎氏は大きさが顔だけで15cm以上のジャンボサイズ。一番小さかった太郎ちゃんが、クロハラを越すかと思われるサイズで帰ってきてくれました。太郎氏が使っていたケージは現在菊五郎氏が使用し、太郎のいた痕跡が無くなりかけ、これでいいんだろうかと思いはじめた頃のプレゼントで、飼い主夫婦はとても喜んでいます。Tさん、本当にありがとうございました。尚、部屋に飾られたその絵に玄太氏はじめ弟達が参拝させられたことは言うまでもありません。もう小さいなんて言わせないぞ。太郎氏のつぶらな瞳がそう語っているようです。この絵は近日「うふふ」で公開されることが約束されています。以上、渡辺がお伝えしました。




12月20日 「3度目のクリスマス」


今年は、飼い主達がハムと迎える3度目のクリスマスです。今はなつかしSHOW-YAの歌ではありませんが、一番一緒に過ごしたかった太郎氏は「別の場所でジングルベル聴くのね」。10月以来、「そんなことくらいわかってたけれど」なんとなく悲しくて八つ当たりしたい飼い主は玄太氏の写真を撮って八つ当たり的なコメントを付けました。いえ、それは事実を正直に書いているだけで、決して八つ当たりではないのですが。以上、渡辺がお伝えしました。




12月10日 「モンペの会入会希望者来たる」


発足以来なんの活動もなく、何故開いたのかわからなかった「モンペの会」に、初めて入会希望者が来ました。希望者は、やはり長七郎氏と同じキンクマのぷり太くんのお母さん石川さんです。むっちりむちむちした太ももがチャーミングなのでしょうか、「洋梨体型、まさに食べ頃」と嬉しそうに語る石川さんの顔が目に浮かびます。さて渡辺家には他にもGがいますが、モンペをはいてるのはキンクマ長七郎氏のみ。デブでブタの玄太氏の体型は立派なドラム缶。ゴルゴ氏はスレンダー。キンクマはモンペをはきやすいんでしょうか?そう見えるだけなんでしょうか?よくわかりませんが、もっとわからないのは会のこれからの運営と活動内容。シルバーボールのオーナー裕之氏は「会員が増えた〜」と喜んでいるばかり・・・。以上、渡辺がお伝えしました。




12月4日 「それゆけカマクラ大作戦」


冬になり、寒くないようにと飼い主がハム達のためにティッシュをたくさん与えています。親の心ハム知らず。長七郎氏はそれでカマクラを作ってしまいました。しかし場所が悪く、なんと水飲みの真下。時々水滴が落ちてくるためへき易した氏はさっさとカマクラを捨てて自宅に戻った様子です。即座にカマクラを撤去した飼い主ですが、その次の日にはまたカマクラを作成。あろうことかまた同じ場所。またまた捨ててあるカマクラを撤去した飼い主ですが、こんな長ちゃんには全く困っています。使わないのになんで作るの!?「・・・拙者は負けないでござる」自宅の入り口から飼い主の様子をうかがう氏の目はこう主張するかのようにきらりんと光るのでした。嗚呼長七郎氏は明日もまた。以上、渡辺がお伝えしました。




12月1日 「我の名はダンテ」


”人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、私はまっすぐな道を見失い、暗い森に迷いこんでいた。”・・・お馴染みの「神曲」であります。高尚な思想を抱くはずもない、心配もない、可能性のカケラもないというないないづくしのハムですが、先日次のような状況が発生しました。テーブルの上で雑誌を読んでいた飼い主が、「出しておくんなまし」とうるさい玄太氏をしぶしぶテーブルの上で散歩させていた時、氏は雑誌の下にもぐりこみ、また出てくる、という遊びを繰り返していました。しかし繰り返すうち、何を思ったのか、何もせず、ただじっと立ち尽くしたのです。遠い目をして、ただじっと。繰り返し申し上げますが、氏に脳味噌はありません。何かを考えるということは考えられません。おそらくハムぼけの一種だと思われますが、玄太氏のようなブタではなく、賢いハムちゃんだったらもしかすると「考え事」をする時間というのもあるかもしれません。以上、渡辺がお伝えしました。