今日はクリスマスです。朝もはよから起きた飼い主よりも早く起き、クリスマスだろーがなんだろーが何もわからないくせにウキウキしてモモンガちょーだいをする両氏は今日も元気いっぱいのようです。しかし両氏が一度にちょーだいをしても飼い主は一人。一度にはひまわりを与えることは出来ません。当然可愛い太郎ちゃんが優先されます。しかし、頬袋を使わず一つづつ食べ、おまけに食べるのが遅いので飼い主はその間にコブラになる玄太氏に餌を!しかしコブラ完成直前で太郎ちゃんがガジガジガジ。すかさず太郎ちゃんに餌を!この繰り返しですが、どうも両氏はタイミングを図っているようでどちらかがおねだりをすると片方も負けじとちょーだい攻撃。太郎ちゃんは可愛いけれどコブラになる玄太氏は面白い。飼い主の葛藤を知ってか知らずしてか火花を散らしひまわりを奪い合い、ハム・ハームマンションを炎上するマウンドと化す両氏でした。以上、渡辺がお伝えしました。 |
常々、新しいタイプの餌や切ったばかりの野菜などは、なるだけ早く与えたいと思っている飼い主ですが、もともと夜行性のハムとはすれ違いの多い毎日です。その日もめげずに寝ている玄太氏に声をかけたところ、飼い主の期待を裏切らず玄太氏はのそのそと起きてきたそうです。目も半分しか開かない状態で与えられたキャベツを手にとり、半分寝ながら食べたということです。ここで「食欲と睡眠欲はどちらが勝るのか?或いは睡眠中の食事は夢の中での出来事なのか?」という命題が飼い主に与えられたわけですが、はからずも、この命題の真理はリュンコイスの小説のラストで解明されています。 「夢をみるのも、現(うつつ)で生きるもどちらも同じ人間なのだ」と。この場合はハムですが。寝ていようが起きていようが彼らの食欲には関係ないと言ったところでしょうか。以上、渡辺がお伝えしました。 |
与えられた餌は即座に食する、というのが太郎氏、玄太氏のモットーですがごくたまに持ったままじっとすることがあります。今日はこの謎について考えてみたいと思います。餌が特別大きいわけではありません。食べやすい大きさに切ってあります。しかし、なぜか大好きな餌をもらった場合でも固まったようにじっとする現象が時々目撃されます。現存在は、DaSein。存在、つまり実在するということ。実存、それは自分。自分とは?そして手にあるこれは?一体自分とは何者で、どこから来て、なんのためにいるのか?そしてこの手にもっている物体は一体何を意味するのか?何がこの問題の解明の鍵となるのか?というまるで哲学書の最初の1ページめを復唱するような言葉とは完全に無縁な彼らは、きっと「どこから食べていいか嬉しくてわからない、うひ、うひ、うひひ」状態でボーッとしているのだと考えられます。以上、渡辺がお伝えしました。 |
太郎氏への寄贈品など相変わらず太郎ちゃん中心の渡辺家ですが、玄太氏に幸福の女神が微笑む時はやってくるのでしょうか?いつものように太郎氏がモモンガになっておねだりし、「仕方ないなぁ太郎ちゃんはぁ」などと言いつつ飼い主が甘い顔して餌をやりました。王様太郎氏は我が道をゆく。飼い主が次の餌を用意していても欲しくなくなったら立ち去る太郎氏。悲しくなって立ち上がると、そこにはケ−ジの壁際にたたずむ玄太氏がいました。なんてせつない目、せつないまなざし。丸い顔と丸い目、丸い体。哀愁を漂わせながらじっと飼い主を見つめる玄太氏に、飼い主は心を打たれました。「遊んで欲しいの?玄太。わかったわかった、出してあげるよ」飼い主は手に持っていたピスタチオをしまい、早速ケ−ジから玄太氏を出し、絨毯へ降ろしました。そうじゃない、そうじゃないんだぁぁぁ。玄太氏はきっと心の中で叫んでいたことでしょう。玄太氏がせつない眼差しで追い求めていたのは、お散歩ではなく、ピスタチオだったのです。あのおいしいピスタチオ。どうしても一口食べたかった。「♪ぶーぶーぶー、玄太ぶー。お顔も背中もお腹もお尻もぶーぶーぶー、玄太ぶー♪」♪ぶんぶんぶ ん、はちが飛ぶ♪のリズムで歌ってくれる飼い主の周りをほけほけ歩く玄太氏の心の中はしかし悲しみでいっぱいだったのでした。どうしても、食べたかった……。ついさっきたらふく人参やらかじりん棒やらキャベツやら食べたことも忘れ玄太氏は悲しみをこらえながら、ほけほけ歩き続けるのでした。以上、渡辺がお伝えしました。 |
またまた太郎氏への寄贈品のニュースです。土曜日に飼い主は初めて行ったペットショップで「ドワーフボール」を購入しました。従来のものはG用のサイズで、ドワーフの太郎氏には大きいものでした。(それでもガンガン走っていましたが…)しかしこのほど、ドワーフ用のものが発売されているという噂を聞き太郎氏ひいきの飼い主が探したものと思われます。大きさは直径約12cm、ピンク色のとてもかわいらしいボールです。開け方に多少不満はあるものの太郎氏にぴったりのサイズとあって飼い主はほくほく顔で太郎氏をボールにいれてあげたところ、太郎氏は勝手が違うのか、最初はとまどいましたが、やがていつもより速いスピードでガンガン走り出しました。久しぶりだったのと、動きやすいのとでスピードアップした太郎氏は壁や冷蔵庫や食器だなにぶつかって行きます。人間にも体当りしていきます。跳ね返るボールの中の太郎氏には少なからず衝撃があると思われますが、思い通りに走れる喜びに浸っている太郎氏には関係ない様子で、どんな障害にもめげじと駆けずりまわるのその姿はまるで夕陽に向かって砂浜を走る柔道部員。「NeverCry、Never Give up!!」今夜も太郎氏は明後日に向かって走る事が予想されます。以上、渡辺がお伝えしました。 |
太郎氏と飼い主との間に繰り広げられていたミル争奪戦ですが、その後をお伝えしたいと思います。ミルも残り少なくなり、残るは小さなミルばかりで太郎氏はだいぶん不満を抱えているような様子です。その日も飼い主の姿を認めるや否やモモンガになる太郎氏。仕方なくミルのケースを取り、飼い主は中を漁りました。が、もう小さいミルしかいません。おまけに数も少なくこのままでは2、3日中に空っぽになるという状態です。心を鬼にしてミルを与えず、「もうないの、あげたいけどないの」と繰り返し言い聞かせ、別の餌を与える飼い主でした。空腹感に負けたのか、かじりん棒の魅力に負けたのか、太郎氏はおとなしくなり、素直にかじりん棒を食べました。あんなに欲しがったのに…。催促されずホッとする半面あまりの単細胞ぶりに驚く飼い主を後目に太郎氏は次はバナナチップに夢中になるのでした。人は流れ人生は流れ万物は流転する。そんな無常感をかみしめながら、「暴れん坊将軍」を見る飼い主でした。以上、渡辺がお伝えしました。 |
例年より早い初雪も降り、寒さも厳しくなりました。寒さに弱いハムのために渡辺家では、ウールの膝かけをケ−ジカバーにすることに決め、太郎氏には青、玄太氏には緑の膝かけがプレゼントされました。 これまではケ−ジ内は夜中、明け方はかなり寒かったのでしょう、朝飼い主が見るとケ−ジ中のチップが巣箱の前に集められ要塞を築かれていたり、巣箱の中が「ハムスターのおふとん」でいっぱいになっていたり、ティッシュが山の様に盛り上がっていたり、と毎日模様替えに明けくれていた両氏でした。膝かけをめくれば、可愛らしく、チップの中から顔を出すハム、ログハウスから覗くハムの寝顔、などを理想とし想像していた飼い主は、しかし裏切られてしまったのです。特に玄太氏。ハムスターは餌を自分で決めた貯蔵庫に貯め込む習性を持っています。これまでは寒かったため、玄太氏は自分の巣箱に全て詰め込んでいました。しかし膝かけで覆われたケ−ジ内は暖かいとみえ、ケ−ジ中、至るところに餌を積み上げてしまうようになりました。朝起きて膝かけをめくった飼い主が見たものは、トイレの横に絨毯のように敷き詰められたひまわりの種と回し車の下に押し込まれたティッシュの残骸。「誰が掃除してると思っているんだ」以前は声をかけるまで起きてこなかった太郎氏まで膝かけをめくる前から起きていて、めくった途端「ミルーミルーミルー」。こんな光景見たくはありませんが、可愛い両氏に寒い思いをさせるわけにはいきません。だけど。飼い主の葛藤もしらず、我が道をゆく両氏でした。嗚呼親の心ハム知らず。以上、渡辺がお伝えしました。 |
可愛らしさと愛敬で望みの餌をGETする太郎氏ですが、最近ちょっと困ったことになっていると情報が入りました。冬のために脂肪を貯えてむちむちボディを目指すべく好きなものは何でも与えていた飼い主ですが、(一説によると太郎氏には季節に関係なくおねだりしてたものは殆んど与えているとか…)最近太郎氏がミルばかり催促するので制限を始めたようです。というのも渡辺家では、朝晩必ず餌を手渡しで与えています。そのため太郎氏も玄太氏も夜もらったミルは朝も与えてもらえると思い込んでいるのです。他のことは全く覚えないくせに食に関することならすぐ覚えるいやしんぼ軍団ですが、いくら虫OKの飼い主でも朝からミルはちょっとつらい。幸いこだわりのない玄太氏は手からだと何でもいいようなのでごまかしがききますが、困ったのはグルメの太郎氏であります。休みの日なら午前10時くらいに与えることはできても平日の朝6時半にミルを与えることはできない飼い主。しかし太郎氏の根源的な世界観に曜日の概念はありません。日曜日の朝もらえたミルは月曜日にももらえる筈。冷え込んできたためプレゼントされたケ−ジカバーがめくられるや否やモモンガになる太郎氏。 「いくら大事な太郎ちゃんのお願いでも…」としぶる飼い主。ケ−ジをガジガジかむ太郎氏。しかしミルのケースを手にしないでひまわりを与えようとする飼い主。イヤイヤする太郎氏。めげずに今度はまんまを与える飼い主。太郎氏に対し、珍しく厳しい飼い主の前に、太郎氏の孤独な戦いは今始まったばかり……。以上、渡辺がお伝えしました。 |